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レポーター:松田

トイレ休憩の時間まで書き込んだ真田さんの"完璧旅程表"に従い、11月25日の早朝、予定時刻より5分早く集合場所である吉橋邸を6時55分に出発。12人乗りのバンの運転は会社で接待運転慣れしている?永迫さん(レンタカー会社には松田と二人運転手として登録したが、好顔じゃなかった、近眼の松田よりはるかに信頼性が高いと本人が思ったかどうか、結局全行程永迫さんが運転することになりました)。国道35号線を一路南下、Templeを過ぎてすぐ州道190号線で西に。Killeen市を通過し、Lampasasで州道281号線に乗り換えて再び南下。帰路と同じ道を通らないということと、LampasasからJohnson Cityまでの281号線沿線は景色が良く紅葉も期待できるのじゃとのたまう"Dictator"真田女史の一声に反対者は皆無。景色はまあ、小雨がぱらついたことも影響したのかそれ程でもないと思ったが女史を怖れてか声に出して言う者は皆無。Johnson Cityで290号線に移り、西に進路を変え約30分で1日目の目的地Fredericksburg市に到着。約4時間半の車中では参加者が持ち寄ったスナックやおにぎりを食べながらまるで小学校のピクニック気分。結婚の馴れ初めやら旦那への非難やら、数で優勢な女性連中(女7名、男5名)は言いたい放題。男は黙ってミカンを食べていました。

ドイツレストランDer Lindenbaumで昼食を終え、午後2時頃博物館に入るとレクチャーの依頼をしていた教育部長のKoone 氏が待っていてくれた。プロジェクターを使用しながら日本海海戦(米国では対馬海戦と呼んでいる)の東郷戦術やNimitz提督と東郷元帥の関係、日本から寄贈された平和の庭園のいきさつ等を説明してくれた。本館は改装中で展示物の殆どは隣接するGeorge Bush Galleryに移されていたが、その写真の説明文や歴史的叙述は客観性が高く、太平洋戦争に限定した世界で唯一の博物館として是非一人でも多くの日本人に訪れて貰いたいというのが12名全員の感想でありました。またこの日はたまたまそこから歩いて10分位の所にあるPacific Combat Zone(長崎に落とされた原爆の実物大の模型や上陸艇、水上戦闘機、水雷艇等が展示されている)で硫黄島バンカー陣地攻略の実戦デモが空砲を使用して行われていたのを観ることが出来ました。正直言って最後に日本の捕虜が手を上げて出てくるシーンは観ていて辛かったが、これも歴史上の事実ですから仕方ないですね。

F市は名前が示す如くドイツ移民によって建設された町で、街並みもドイツ風に良く保存、整備されており民芸品店も多かった。何よりもレストランにはビール好きには堪えられないくらい多くの種類が揃えられており、次回はビールツアーと名前を変えて企画したいくらいです。

さて、4時半頃F市を出て281号線を東に向かいAustin市に。6時前に着いたのでホテルにチェックインする前に直接レストランGumbo'sに行くことにしました。殆ど強制的な義務感からgumbo soupを飲み、それから以降はワインを飲み過ぎて食事の味等はさっぱり思い出せません。特筆すべき味ではなかったのでしょう。アルコール類については一番多く飲んだ者が奢ることになっていると言われ、後悔するも時既に遅し。

翌朝は生憎の小雨模様で、ジョギング姿に着替え、張り切ってロビーに集まった走歩会のメンバーも中止を余儀なくされ、皆空を仰いで溜息。走るために早起きした何人かは仕方がないから早めの朝食を取っていたが、幸い食事を終える頃雨が止んだので、吉橋、水野、平峯の3女史と松田夫妻がコロラド川沿いの散歩に行こうと出かけた。8時頃出かけたが、方向感覚が自称コウモリ並みに発達していると言う水野さんの"アッチヨ!コッチヨ!"に引っ掻き回され、ホテルに帰ってきたのは集合時間の9時半を越えた9時45分!お陰で散歩は充分堪能させてもらいましたが、他の皆様には心配をかけてしまって申し訳ない。

10時20分頃二日目の目的地である谷口ガーデンがあるZilker Parkに到着。1970年に完成したこの1年半かけ、その後の整備や付帯仕事も入れると3−4年も無償で働いて造ったという約3エーカーの広さを有した日本庭園を皆で散策したが、故人の日米友好にかけた熱意と労力に思いを馳せて皆感慨深げでした。ただ維持管理が日本庭園の知識のない者の手によってなされているためか不備な点も多く目に付きました。我々は日本人として何かすべきではないかという観念に囚われましたが、グリーン会の来年の行事や趣味の会にボランティア活動を入れてこのような庭園の定期的な清掃に汗を流したり、日本から専門の庭師を呼ぶ手配や寄付集めに奔走するというのも一案かもしれません。散策後庭園内の東屋でこれを作庭した谷口勇氏の孫であるEvanさんに祖父勇氏や父Alan大和氏の思い出やエピソードを語ってもらった。顔は日本人だが日本語を話せないというこの日系3世は父の設計事務所を引き継いだ建築士で、質問にも丁寧に答えてくれる気の良い紳士でした。

一泊二日の旅行は楽しくかつ知識も得られ、何より参加者同士の親睦が深まったことが大きな収穫だったのではないでしょうか。ホテルの値段交渉から旅程作成までやってくれた真田夫人、長時間運転してくれた永迫さん、有難うございました。

National Museum of the Pacific War (The Admiral Nimitz Museum)
340 East Main Street Fredericksburg, TX 78624
電話 (830) 997-4379

Zilker Metropolitan Park
2220 Barton Springs Road Austin, TX78746
電話 (512) 472-8107